この触ると痛々しい花穂は「チーゼル」とよばれ、マツムシソウ科の2年草で和名は「オニナベナ」と申します。
通常春に播種すると翌年の初夏に花を咲かせます。それを乾燥させた花穂がこの「チーゼル」です。
現在、毛布や服地を毛羽たたせるのには、金属製の針布を使用しています。
しかし、この「チーゼル」を高級毛布や高級服地の生地を毛羽立たせる機械に取り付けてゆっくりと起毛をすると、あの柔らかくてメリ感のある風合いの毛布や服地に仕上がります。
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